
PAは音を操りお客さんを楽しませる仕事
PAという仕事は、基本的には「エンターテイメント」と呼ばれる業界で主に活躍する仕事ですね!
- ライブイベント
- ダンスイベント
- ミュージカル
これらのエンターテイメントイベントには、必ずPAが必要になります。
例えば、ライブイベントでPAがなかったら、楽器の生音が会場に響くだけになっていましまいます。
大きな会場であれば、楽器の音なんて歓声で簡単にかき消されてしまいますからね(笑)
だからこそ、来ていただいているお客さんにしっかりと演奏の音を届けるために「PA」が必要なんです。
今回の記事では、タイトルですでにネタバレてしますが、PAという仕事はどんなことを目的にやっていけば良いのか?ということについて書いていきたいと思います。
PAはお客さんを楽しませてナンボ
PAという仕事は、エンターテイメント、もう少し詳しく言うとイベントという業界で戦う仕事であるので、その現場には必ずお客さんがいます。
当然ですがお客さんはそのイベントに「楽しむために来ている」んですね。
そのイベントに参加することで、非日常を味わい、普段の生活にスパイスを与えたくてイベントに参加する場合が多いのではないでしょうか?
そんなお客さんに楽しんでもらうためには、照明も舞台装置も重要ですが、「音」というものは最重要だと僕は思っています。
ライブイベントでショボい音が鳴っていたら楽しいライブも楽しくなくなってしまいますよね。。。
一方、緻密にコントロールされた迫力のある音がスピーカーから出ていたら、それは感動に値します。
つまり、PA次第で来たお客さんが楽しめるかどうかが決まってしまうということですよね。
PAの価値を出すためにはお客さんに感動レベルの音を提供して楽しんでもらうことです。
これを追求することがPAを担当する人に与えられた使命なんですね。
PAで成功するには「技術」「体力」「人間性」の全てが必要
それでは、上記のようなPAエンジニアになるためにはどうしたら良いのでしょうか?
完璧なPAエンジニアを目指すのであれば、以下の3つの能力を磨かなければなりません。
- PA機器を使って音をコントロールする「技術」
- 過酷な現場仕事をこなしきる「体力」
- 周りの人とうまく調和できる「人間性」
それでは、ひとつずつ解説していきます。
PA機器を使って音をコントロールする「技術」
PAエンジニアは、「音」を扱う仕事ですので、当然、音をコントロールする高度な技術が必要です。
PAをするためには、ミキシングコンソールやスピーカーをはじめとした多くの機器を使用します。
そして、それらを「どう組み合わせるか?」「どのように調整するか?」でお客さんに届く音は大きく変わってきます。
機器の組み合わせパターンは無限にあるし、どのように調整するかも場所によって変わってきます。
PAというのは、もちろん理論はありますが、実際にはその理論だけでは現場は乗り切れません。
僕も何度も経験がありますが「現場でひらめく」時があります。
現場で「どうしたらもっと良い音を出せるか?」というのを必死に考えながらやっていると、ある時に今まで思いつかなかった音作りができるようになったりします。
このように、PAエンジニアの音をコントロールする技術というのは、既存の理論だけはなく、「ひらめき」も非常に重要です。
これらの能力をフル活用して音をコントロールしていくんですね。
過酷な現場仕事をこなしきる「体力」
イベント現場というのは過酷な場合が多いです。
イベントにもよりますが、会場の都合で極端に設営の時間が短くなってしまう場合があります。
このような時には徹夜で設営をしなければならないということも起こり得ます。
もちろん設営をするためには、機材を運び込まなければなりません。
ですので、機材をトラックに積み込むといった作業も必要になりますよね。
音響機材は重量物が多いですので、運搬作業はとても体にこたえます。。。
会場で行う設営作業もこれまた大変です。。
設営が完了すると今度はサウンドチェックやリハーサルの段階になります。
この段階になると今度は精神的な疲れとの戦いになります。
出演者の要望に的確に応えた音作りをしていく必要があり、ワガママな出演者などがいたりすると精神的にも疲れますね。
このように、PAエンジニアは、肉体的な疲れと精神的な疲れを受けます。
このような疲れをもろともしない「強靭な体力」がPAエンジニアには必要なのですね。
周りの人とうまく調和できる「人間性」
そして、最後に解説する常緑は「人間性」というものです。
少し曖昧な表現ですが、ここで言っている「人間性」というのはコミュニケーション力的なものです。
PAをする際には、1人では完結しません。
主催者、照明チーム、映像チーム、出演者、お客さんといったようにたくさんの人と関わるのがPAエンジニアです。
これらの人々とうまく調和しながら「音をコントロールする」というPAのメイン業務をすることでイベント全体の雰囲気を良くすることができます。
以前に、コミュニケーションができないPAエンジニアが、リハーサル中に主催者とケンカをしており会場全体の雰囲気は最悪なものとなってしまっておりました。
そして、その空気感はお客さんが入っても改善されず。。。
悪い空気というのは強力に会場中に伝染します。
だからこそ、イベントで関わる人たちとうまくコミュニケーションできる人間力というのが非常に重要になってくるのですね。
大変だけど感謝の言葉を直接もらえるのがGOOD!
このように、PAエンジニアの仕事というのは、ちゃんとやろうと思ったらものすごく難しい仕事です。
しかし、それでも僕はPAエンジニアの仕事というのはとてもおもしろいと思っています。
それは、頑張って良い音を出すことができれば、必ずお客さんや出演者、主催者から「良い音を出してくれありがとう!」と言われるはずです。
これがPAエンジニアの醍醐味ですかね。
僕はこの言葉をもらうと「もっと頑張ろう!」と思うことができます。
このように思える人はPAエンジニアに向いているかもしれませんね!
まとめ
PAはエンターテイメント業界のど真ん中で活躍する仕事です。
そして、「音」という武器をもってお客さんを楽しませる仕事です。
お客さんを楽しませることができるPAエンジニアになるためには、「技術」「体力」「人間性」という3つの能力を常に磨いておく必要があります。
これは、究極の仕事と言っても良いのではないでしょうか?
PAエンジニアという仕事は「お客さんを楽しませるということが大好き!」という人にやってもらいたいですよね。
これからそんな人がたくさん出てくると良いですね♪
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