【初心者必見】PAの始め方を徹底解説!



こんばんは。
らいふぉ部管理人のAkkyです。

僕は大学時代に軽音サークルに入っており、そこで縁あってPAをやることになりました。
誰にも教わらずに独学である程度までPAの知識をつけ、それから様々な現場で先輩方のノウハウを吸収しならが、今では、小ホールクラスのライブ音響であればこなせるくらいにまでなりました。
ただし、僕は普段は至って普通のサラリーマンです(笑)
しかし、休日になればPAエンジニアとして「お客様に良い音を届ける」ということを実現してきました。

この記事では、そんな僕が積み上げてきたPAに関するノウハウをできる限りこちらの記事にアウトプットしていこうと思います。
僕はPAのガチプロではないので、ガチプロになろうとしている人向けの記事は書けません(笑)
ただし、そんな僕だからこそ、初心者の目線で記事を書けるかなと思っており、PAをこれから始めようとしている方のお役に立てると思っております。

それでは、早速始めていきたいと思います。

ところでPAって何の略?

当然のように「PA」という言葉を使っていましたが、分からない方も多いかなと思いますので、ここで少し解説しておきます。

PA = Public Address

PAはPublic Addressの略です。
日本語にすると公衆への伝達のような感じの役になります。
もともと、ナチスドイツの党大会のスピーチで多くの聴衆に対して音を届ける目的で作られたのがPAという音響システムだったみたいですね。

日本においては、「PA=音響を担当する人」という意味合いでPAという言葉が使われています。
そして、ライブハウスやその他イベントなどで音響を担当している人のことを「PAさん」なんて読んだりもしていますね。
実際に僕もライブイベントの際には「PAさん!」と呼ばれていました。
PAをする人の呼び名としては、少し硬い言い方をすると「PAエンジニア」や「PAオペレーター」などと言われる時もあります。(以下PAエンジニアで統一します)

PAエンジニアってどんなことをする人?

では、PAエンジニアは一体どんなことをする人なのでしょうか?
一言で言えば「音を作り上げる人」です。
僕はこの音を作り上げる作業が本当に楽しくてPAというものにハマってしまいました。
そんなPAエンジニアですが、イベント当日はどんな動きをするのか気になりますよね?

イベント当日におけるPAエンジニアの主な仕事は以下の通りです。

  • スピーカーなどのPAシステムの設営
  • PAシステムのチューニング
  • リハーサル対応
  • 本番対応
  • 機材撤収

ざっくりと言ってしまうとこんな感じです。

この中で一番大変なのはやっぱり最初の設営作業ですかね。
たくさんの PA機材を適切に設置し、それらをケーブルで配線し、音が鳴るようにしてあげなければなりません。
初心者の方は、配線間違いなどをして「音が出ない!!」と大慌てすることも多いので、慎重かつ迅速に行わなければならないのが設営ですね!

PAシステムのチューニングについは、理論もありますが、最終的には個人の感覚的なところが重要になってきます。
それゆえに、同じPAシステムでも、チューニングする人で音が全く変わってしまうなんてことはよくありますね。
多くのバンドが出演するフェスなどの場合は、バンドに専属のPAが付いている場合がほとんどです。
つまり、同じPAシステムなのですが、バンドによってPAエンジニアが異なるため、出される音が結構変わります。
今度、フェスに行った際にはぜひ注意して見てみてください♪
ただし、現在はスピーカーのチューニングを自動でやってくれるデジタルシグナルプロセッサーなどというものもあるので、経験の浅いエンジニアでもそこそこのチューニングができる機材もありますので、そのような便利な機材はぜひ活用していきたいですね。
デジタルオーディオプロセッサーについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

イベントが始まった後のPAエンジニアの仕事としては「細かな音の補正」がメインの仕事になってきます。
リハーサルで完璧な音に仕上げても、本番でお客さんが入ると音は変わってしまいます。
ですので、PAエンジニアが音の補正をしてあげる必要があるんですね。
ちなみに、リハーサルと本番で音が変わってしまう理由については、以下の記事で解説しています。

あとは、本番中に起こったトラブルに対処する形になります。
本番中には何が起こるか分かりません。
想定外のことが起こることもありますので、事前に対処して防げるトラブルは潰し込んでおくことが重要ですね。
これには経験値が必要ですが、これから PAを始める人にはもちろん経験があるはずはないので、僕が経験した本番中のトラブルとその対処法をまとめましたので、以下の記事をご確認いただければと思います。

最後にやるのが機材の撤収作業です。
イベントが終了して、体力的にも疲れているのと、イベントが無事終了した安堵感で気が緩んでしまいがちなのが撤収作業です。
設営時と同様に事故が起こる可能性が高いのが撤去の時です。
撤去が完了するまでは、油断してはダメです。
PA機器には重量物も多いので、そんな機材が倒れてきたら大変です。
重量物は必ず2人以上で持つなどといったように、安全にはしっかり気を使いましょう。

以上がPAエンジニアの1日の動きでした。
次は、PAをする際に使用する機材について解説していきます。

PAをするのに必要な機材

PAに必要な機材は実はたくさんあります(笑)
PA機器は大きく分けると音をPAシステムに入力する「インプット系」の機材とインプットした音をスピーカーから出すために必要な「アウトプット系」の機材に分けられます。
それぞれの代表的な機材は以下の通りです。

■インプット系

  • マイク
  • マイクケーブル
  • マイクスタンド
  • DI
  • ミキシングコンソール

■アウトプット系

  • パワーアンプ
  • スピーカー
  • スピーカーケーブル
  • チャンネルディバイダー
  • イコライザー
  • コンプレッサー

などなど。
これだけでもたくさんの機材を使用することが分かりますよね。
これらの機材を組み合わせてPAシステムというものを組んでいきます。
これらの機材は、様々なメーカーから発売されており、その組み合わせは無限大です(笑)

それでは、こちらの記事はそれぞれの機材の役割について簡単に解説していたいと思います。
その前に、PAシステムの全体像のようなものを理解しておいた方が良いので、PAシステムの概略を解説していきます。

PAシステムの概略

 

インプット系PA機器

マイク

 

こちらは、どんな機材かはお分かりですよね。
そうです。声を拾ってくれるPA機材が「マイク」ですね。

「マイク」というのは実は略称で、正式には「マイクロフォン」という呼び名になります。
細かいことを言ってしまえば、マイクの中でも色々と分類はあります。
詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
マイクは少し難しい言い方をすると、「音」という振動の信号を「電気」に変換するためのものです。
PAシステムの中では、「音」の情報は全て電気信号として扱われます。
その入り口となるのがマイクということですね。
そう考えるととても重要な機材ですね。

マイクケーブル

マイクケーブルは、その名の通りですね(笑)

マイクとその先にあるミキシングコンソールとをつなぐケーブルです。
一般的にはXLR端子という仕様のコネクターが使われる場合が多いと思います。
ちなみに、XLR端子はキャノン端子と呼ばれる場合もあります。
マイクケーブルは既製品もありますが、ケーブルの長さが決められてしまっているのと、コストも高めなので、多くの方がマイクケーブルは自作しているのではないでしょうか?
そうすれば、50cmのケーブルだろうが30mのケーブルだろうが自由に作ることができますからね。

マイクスタンド

こちらも特に解説は不要かとは思いますが、マイクを立てるスタンドです。
PAで使われるマイクスタドの種類としては、以下のようなタイプがあります。

一番多く使われるのは、標準ブームスタンドですね。
実は、標準ブームスタンドの上の部分を外すとストレートスタンドになるので、標準ブームスタンドを準備しておけばどちらのニーズにも対応できるということですね。
ショートブームスタンドは、楽器用のマイクを立てる時などに使われます。
スターアンプの音を拾うマイクやドラムのスネアの音を拾うマイクなどに使われます。

DI

この機材がとても分かりにくいと思います。とりあえず外観はこんな感じのものです。

僕も最初は、「なぜこの機材が必要なのだろうか・・・?」と悩んだものでした(笑)
DIというのは、「Direct Injection Box」の略で「ダイレクトボックス」などと呼ばれたりもしています。
DIの役割は、簡単に言ってしまえば「ノイズが乗りやすい不安定な信号をノイズが乗りにくい安定な信号に変換する」という感じで覚えておいていただければ問題ないと思います。
DIはアコースティックギターやベース、キーボードなどの音をミキシングコンソールに送るために使用されます。
PAでは、ステージからミキシングコンソールのあるところまで数10mの距離があると思います。
このような距離を不安定な信号のままケーブルを通して電気信号を送ってしまうと、途中でノイズが乗ってしまったりします。
これをできる限り回避するために必要なのがDIなんですね。
ちなみに、DIが必要な理由については以下の記事で詳しく解説しております。

ミキシングコンソール

PAといえば、この「ミキシングコンソール」を思い浮かべる人も多いかと思います。
「ミキサー」や「卓(たく)」などと呼ばれることもあります。
ミキシングコンソールは、マイクやDIから入力された音を補正、場合によってエフェクトを加え、音量のバランスを整える機器です。
ミキシングコンソールは大きく分けると「アナログ」と「デジタル」があって、近年はどんどんデジタル化が進んでいるという状態ですね。
アナログのミキシングコンソールというのは、以下のような感じです。

ザ・ミキサーという感じですね。
一方、デジタルミキサーというのは以下のような感じです。

僕が使っているミキシングコンソールはデジタルです。
デジタルミキサーは様々な機能が本体に内蔵されているため、余計な機材が必要ないというのがメリットですね。
アナログミキサーとデジタルミキサーのメリット・デメリットについては、以下の記事をご覧ください。

アウトプット系PA機器

アウトプット系の機材のメインどころは「パワーアンプ」と「スピーカー」です。
その後ご紹介する機材類は、場合によって使用するという機材になります。

パワーアンプ

ミキシングコンソールで調整された音を受け取るのがパワーアンプです。

最終的には次で解説するスピーカーから音を出したいのですが、ミキシングコンソールからの信号をスピーカーに接続しただけでは実は音はなりません。
ミキシングコンソールから送られる電気信号はとても小さなもので、その電気信号でスピーカーを鳴らすことはできません。
そこで、必要となってきたのがパワーアンプです。
パワーアンプは、ミキシングコンソールから送られてきた電気信号を受け取り、出来るだけそのままの状態で音量だけ大きく(増幅)します。
そして、その増幅された信号をスピーカーに送ることでスピーカーを鳴らすことできるという仕組みです。

スピーカー

パワーアンプで増幅された電気信号は、最後にスピーカーに送られます。

スピーカーはマイクとは逆で、電気信号を振動に変換する機材です。
電気信号によってコイルと呼ばれる部品を動かし、それに連動しているコーンと呼ばれる振動版を振動させることで音を出します。
PAで使用するスピーカーは、大きな音を出すように作られているので、家庭用で使用するスピーカーよりもはるかに大きいです。
実際に大きな音で鳴らしてみるとわかりますが、振動版が大きく振動しているのがよくわかると思います。
小規模な会場でのイベントの場合は、基本的にはフルレンジスピーカーという1つの箱の中に低音域から高音域まで出力することができるスピーカーを使用しますが、場合によっては低音域の音をプラスするためにサブウーファーという低音用のスピーカーを使用したりもします。
また、PA用のスピーカーの中には、パワーアンプを内蔵したモデルもあります。
これのようなスピーカーをパワードスピーカーと呼びます。
メーカー側でスピーカーと相性の良いパワーアンプを内蔵しているので、PA初心者には良い選択肢かもしれません。

スピーカーケーブル

スピーカーケーブルは以下のようなケーブルのことをいいます。

「マイクケーブルとは何が違うの?」という疑問が出るかとは思いますので、その辺を解説しておきます。
スピーカーを鳴らすためには、大きな電流を流す必要があります。
ケーブルには流すことができる電流の最大値が決まっていて、それ以上の電流を流し続けると最悪は発火してしまいます。
マイクケーブルにはあまり大きな電流を流すことはできません。
そんなマイクケーブルに大きな電流を流してしまうと発火してしまうんですね。
ですので、スピーカーにはスピーカー専用の大きな電流を流しても問題ないケーブルを使用するということですね。

また、スピーカーケーブルには基本的にはスピコンという端子が使われる場合が多いです。
ワンタッチで抜き差しができ、ロック構造もあるため大きな電気信号を扱うスピーカーには最適なコネクターです。

チャンネルディバイダー

チャンネルディバイダーという機材は、PA初心者にはあまりなじみのない機材だと思います。
チャンネルディバイダーは、フルレンジスピーカーとサブウーファーを組み合わせて使うようなマルチウェイシステムというスピーカーシステムを構築する時に使用します。
スピーカーには、鳴らすのに得意な周波数帯があります。
例えば低音用のサブウーファーに高音域の音を送ってしまうと、低音域の音を出すのと同じスピーカーに高音域の音を送ることになり、低音域の音を鳴らす邪魔をしてしまうんですね。

そうなると、フルレンジスピーカーにはフルレンジスピーカーが得意な音域、サブウーファーにはサブウーファーが得意な音域の音を分けて送ってあげる必要があります。
その役割を担うのがチャンネルディバイダーです。

チャンネルディバイダーにも「アナログ」と「デジタル」のものがあります。
アナログチャンネルディバイダーは以下のような機材です。

基本的には1Uサイズのものがほとんどですね。
こちらのモデルは、dbx社の234xsというチャンネルディバイダーでHIGH/MIDDLE/LOWの3種類のスピーカーを使用する3Wayシステムに対応しています。
一方、デジタルチャンネルディバイダーは以下のようなものです。

こちらは、dbx社のDriveRack PA2という機材で、低価格でありながらとても便利な機能がたくさん備わっている機材です。
このように、デジタルチャンネルディバイダーというのは、本来のチャンネルディバイダーの機能に加えて、イコライザーやコンプレッサー、ハウリングを除去する機能なども備えているため、単なるチャンネルディバイダーと呼ばれるのではなく「デジタルオーディオプロセッサー」と呼ばれています。
PA初心者がこれから購入するのであれば、絶対デジタルオーディオプロセッサーをおススメしたいですね。
デジタルオーディオプロセッサーについてもっと知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

イコライザー

イコライザーはEQとよばれる機材で、PAシステムの音質を補正するために使われます。
例えば、高音域がキンキンしている場合には、イコライザーを使うことでその帯域の音量のみを下げることができます。
そうすることで、他の帯域の音に影響を与えることなくキンキンする感じを改善できます。

イコライザーは大きく分けると2種類あります。

  • グラフィックイコライザー
  • パラメトリックイコライザー

の2種類です。
グラフィックイコライザー(グライコ)は以下のような感じです。

1チャンネルにつき31本のフェーダーが付いており、それぞれのフェーダーには上げ下げできる周波数帯が決まってしまっているのがグラフィックイコライザーの特徴です。
その代わり、31の周波数ポイントに対して音の補正ができるため、ミキサーのマスターアウトとパワーアンプの間に挟みミックスした全体音に対する補正に使われる場合が多いです。

一方パラメトリックイコライザー(パライコ)というのは、以下のような感じです。

グラフィックイコラーイザーとはだいぶ見た目が違いますよね!
グラフィックイコライザーにあったフェーダーがありません。
パラメトリックイコライザーは、補正する周波数帯や帯域幅が任意に選べるというのが特徴です。その代わり、グラフィックイコライザーのように31ポイントも補正することはできません。
ですので、個別のインプットチャンネルの補正に使われます。
補正ポイントや補正量を細かく設定できることから、積極的な音作りなどに向いているイコライザーです。

イコライザーは、PAには欠かせない機材ですが、使いすぎは要注意です。
イコライザーをかけるということは、その分余計な回路に電気信号を通すことになります。
これは、電気信号の遅延や劣化の原因になり、最終的には音の質の低下に繋がってきます。
イコライザーの使用は最低限にというのを心がけて音作りをしていくと良いですね!

コンプレッサー

コンプレッサーは、音を圧縮する役割を持ったPA機材です。
絶対使わなくてはいけない機材ではありませんが、しっかり活用できるようになるととても便利な機材です。

コンプレッサーを使う目的は以下の2点です。

  • 音のレベルを揃える
  • 音を潰して音圧を上げる

というのがコンプレッサーの主な使い方だと思います。
「音のレベルを揃える」というのに関しては、例えば、ボーカルに使うケースを考えてみます。
曲のAメロは静かに歌のですが、サビで叫んだりする歌ってありますよね?
そんな時に、Aメロがしっかり聞こえるように音量の調整をすると、サビで死ぬほどうるさいという時があったりします。
そんな時にコンプレッサーを使うと良いんですね!
コンプレッサーは、設定したレベル以上の音が入ってきた時に音を圧縮する(抑え込む)ということができます。
このような設定をしてあげることで、Aメロをしっかり聴かせながらも、サビの音量を抑えることができます。

もう1つの使い方は「音を潰して音圧を上げる」というものです。
ドラムのキック(バスドラム)などでよく使われます。
音を潰すことで音の密度が上がります。
ただ、これだけではただ単に音を潰して音量が小さくなっただけですが、コンプレッサーには、潰した音をそのまま全体的に大きくする機能があります。
実際の操作としては、Gainというツマミを回すだけです(笑)
これで、「ドンっ!」というパンチの効いたバスドラムの音を作ることでができます。

以上がPAで使用する主な機材でした。
次は、PAシステムのチューニング方法について解説していきます。

PAシステムのチューニング方法

PAシステムは、必要な機材を接続すればOKというものでもありません。
とりあえず音は出るかもしれませんが、その状態で素晴らしく良い音が鳴っているということは稀です。
通常は、PAシステムのチューニングというものを行います。
PAシステムのチューニングで使用する機材は以下のような機材です。

  • チャンネルディバイダー
  • グラフィックイコライザー

チャンネルディバイダーについては、マルチチャンネルのスピーカーシステムを組まない場合は基本的には必要ありません。
チャンネルディバイダーで行うPAシステムのチューニングのポイントはクロスオーバー周波数の決定です。
サブウーファーとフルレンジスピーカーを組み合わせたシステムの場合は、それぞれに送るおとの周波数的な境目のことを指します。
クロスオーバー周波数の設定値によって音の鳴り方は結構変わってくるものです。
一度やってみると分かりますが、結構難しいです(笑)
僕は最近は、デジタルオーディオプロセッサーしか使っていません(楽なので・・・)

グラフィックイコライザーについては、マスター出力に挟んで使います。
ポイントは、フェーダーを上げてみてうるさい周波数帯の音を少しカットしてあげる感じです。
自分の声で喋りながらグラフィックイコライザーのフェーダーを上げてみると、やたらうるさくなる周波数帯があると思います。
これが「うるさい周波数帯」です。
この部分を少し(2〜4dBくらい)カットしてあげることで、全体の音がまとまったりします。
実際にやってみるのが一番ですので、ぜひやる機会をつくってやってみてください。

こちらの記事では、詳しくは書けませんので、もし、より具体的なPAシステムのチューニング方が知りたいという方は、以下の記事をご参照ください♪

本番の音作りの要!リハーサルのやり方

ライブイベントなどをやる場合には、多くの場合は本番前にリハーサルというのを行います。
その中で、各楽器の音量、音質の調整を行い、最終的な音量バランスを整えていきます。
また、同時に演者向けの音、つまり、モニタースピーカーから出す音のバランスなども決めていきます。
やり方は、PAエンジニアによって多少異なる部分もありますが、一般的には以下のような手順でリハーサルを行っていくと思います。

  1. 各インプットチャンネルの音量の調整
  2. 各インプットチャンネルのEQ(イコライザー)の調整
  3. 各インプットチャンネルのコンプレッサー、ゲートの調整
  4. リバーブなどのエフェクトのかかり具合の調整
  5. メインスピーカーから出す音のバランス調整
  6. 演者用のモニタースピーカーから出す音のバランス調整

ちなみに、この話は「PAエンジニアがリハーサルで行う6つのこと」の記事の中で詳しく説明していますのでご参考に!

リハーサル時のポイントは、PAエンジニア側がしっかりと進行してあげることです。
アマチュアバンドの場合は特にですが、リハーサルを練習の場だと思っている人が多いです。
リハーサルの目的はあくまで本番でお客さんに良い音を届けることです。

この目的のために上記の6つのことを行なっていきます。
リハーサルで設定したミキサーのツマミ位置、フェーダー位置などの設定は、本番で再現する必要があります。
アナログミキサーの場合は、紙に書くか、スマホで写真を撮る人もいますね。
デジタルミキサーの場合は、その状態を本体にデータとして記録できるので、そういう利便性からもデジタルミキサーをお勧めしたいですね!

本番でPAエンジニアがすべきこと

PAエンジニアが本番ですべきことは、それほど多くはありません。
しかし、先ほどご説明したリハーサルをしっかりできていないと、本番でモヤモヤしながら試行錯誤することになりますので、リハーサルは手を抜かないようにすることが重要です。

リハサールと本番で異なることがあります。
それは、お客さんがいるかどうかです。
人気がなくてお客さんがいません!というケースは置いておいて(笑)、通常、本番が始まるとお客さんが入ります。
すると、リハーサルで設定した音が変わってしまうという現象が起こります。
そのメカニズムを知りたい方は以下の記事をご覧ください。

PAエンジニアの本番の一番の大仕事は、リハーサルの時とずれてしまった音を補正し直すということです。
お客さが入ったことで、音が吸音されてしまいます。その分を足してあげる必要があります。
特に冬などの寒い季節は、お客さんは吸音材を身にまとっています(笑)
すると、低音域の音が吸収されやすくなります。
たくさんお客さんが入ると、驚くくらい低音が吸われてしまうこともありますね。。。
この補正作業をスピーディーに行うことがすべきことです。
その後はトラブル対処が主な仕事となります。
イベント当日というのは思ってもみなかったトラブルが起こったりします。
たくさん経験を積んで、どんなトラブルにも対応できるようになって下さい!!

まとめ

長々とPAの始め方について書かせていただきました。
いかがでしたでしょうか?
正直、よくわからないというの気持ちを持っている方がほとんどかなと思います。
PAというのは、こんなブログ記事1本で語れるものではありません。
この記事の中にも「詳細は別記事で!」みたいなリンクがあったと思いますが、これは「本当はこの記事で書きたいんだけどもあまりにも長くなりすぎるので別記事にしました」というよな内容のものが多です。
ぜひこちらの記事で紹介している参考記事にも目を通していただけると良いと思います。
では、世の中に良い音を鳴らしましょう!!

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