音が激変する!?PAシステム(スピーカー)のチューニング方法



こんにちは。
らいふぉ部管理人のAkkyです。

PAシステムというのは、マイク、ミキサー、パワーアンプ、スピーカーなどの機器を組み合わせて構築するものなのですが、これらの機器を接続するだけで良い音が出るかというとそうではありません。
楽器などでもそうですが、狙った音を出すためにはチューニングという作業が必要になります。
もちろんそれはPAシステムについても例外ではありません。

こちらの記事では、僕が実際に行なっているPAシステムのチューニングを解説させていただきます。
あくまで僕のやり方ですので、人によってやり方は様々ということだけは頭の隅に置いていただいて記事を読んでいただければと思います。

PAシステムのチューニングですべきこと

PAシステムのチューニング(調整)をする上ですべきことことは以下の2つです。

  • スピーカーの音量調整
  • スピーカーの音質調整

このように書かれると簡単そうに見えてしまうのですが、実はとても奥が深いんですよね。

一般的なPAシステムは以下のような感じかなと思います。

マイクから始まり、スピーカーで最終的に音を大きくして出力する形になります。
スピーカーのチューニングで重要になるのがグラフィックイコライザーとパワーアンプです。
この2つの設定を変えることでスピーカーのチューニングを行なっていきます。

スピーカーのチューニング方法

それでは、具体的なスピーカーのチューニング方法を解説していきます。
まずは、スピーカーの音量調整の方法です。

スピーカーの音量調整方法

スピーカーの音量は、基本的にはパワーアンプの音量つまみで調整します。
以下の画像の赤枠で囲った部分を時計回りに回せば音量が上がり、反時計回りに回せば音量が下がるという感じです。
ここで疑問に思われるのは、その調整する音量の基準ってあるの?ということです。
もちろんあります。
それは、実際にイベントで出すであろう音量というのを基準にしていきます。
「そりゃそうだろう?」と思われるかもしれませんが、アマチュアPAの方が実施したスピーカーのチューニングを見ているとこの部分がいい加減に行われていたりします。
ここで、しっかりと狙った音量に設定できれば、ミキシングコンソール側での音量調整が格段にやりやすくなります。
スピーカーの音量調整は、実際に何か音を出しながら行うのですが、CDを流しながらやる方もいれば、自分の声でやる方もいらっしゃいます。
これは、自分のやりやすい方でやれば良いと思います。
僕の場合はマイクを使って行い、調整完了後にCDを流してダメ確をするという感じでやっています。

それでは、実際の作業レベルでお話ししていきたいと思います。
手順は以下の通りです。

  1. パワーアンプの音量が最小になっていることを確認(マイク接続時などのノイズ発生防止のため)
  2. マイクをミキサーのどこかのチャンネルに接続する。
  3. マイクに向かって自分で大きめな声を出し、ゲインのツマミを上げる。
    この時にPeakランプが点灯する少し手前くらいの設定。
  4. その状態でミキサーのマイクを接続したフェーダーとマスターフェーダーを0dBの位置にする
  5. この状態で、マイクで声を出しながらパワーアンプのボリュームを上げていく。
    ミキサーとパワーアンプが離れた位置にある場合は、2人でやると効率的です。
  6. これを左右のスピーカーに対して行う

これでスピーカーの音量調整は完了です。
スピーカーの音量調整のポイントは、ミキサーの標準的な状態(フェーダー位置が0dB)の時に適切なレベルの音が出るようにするということです。

スピーカーの音質調整方法

スピーカーの音量調整が完了したら次にすべきことは、スピーカーの音質調整です。
スピーカーの音量調整さえできてしまえばとりあえず音は出せるのですが、更に良い音をお客さんに提供するためには「音質調整」というのを行う必要があります。

音質調整というのは、少し専門的な言い方をすると「イコライジング」という作業になります。
イコライジングをしない状態では、スピーカーから出る音がキンキンしていたり、モコモコと曇った感じになってしまったりしています。
その状況を改善するのがスピーカーの音質調整です。

音質調整には「グラフィックイコライザー」を使用するのが一般的です。
グラフィックイコライザーは以下のような機材です。

31本のフェーダーが搭載されています。
それぞれのフェーダーには、担当する周波数帯域があります。
グラフィックイコライザーが調整できる周波数帯の範囲は人間が聞くことができる周波数帯域(可聴帯域)である20〜20kHzが基本で、機種によって多少の違いがある場合があります。
音質調整をする際には、このフェーダーを操作してその周波数帯の音を上げたり下げたりする感じです。
基本的には下げる方向で使うのが一般的です。

実際のチューング方法は動画を見てもらった方が早いと思いますので、参考動画を貼らせていただきました。

こちらの動画の00:17くらいからは始まるのがスピーカーのイコライジングです。
実際に自分の声を出しながら、グラフィックイコライザーのフェーダーを上げ、違和感のある周波数帯は音量を下げていくという操作を繰り返します。
こうすることで、スピーカーの悪い癖などがなくなり、「キンキンする」とか「モコモコする」といったようなことがなくなります。

まとめ

自分で実際にやってみると少し難しい部分もあると思いますが、この作業は経験値が物を言います。
何度も自分で挑戦することで徐々に自分のものになっていくと思います。
今回は、アナログのグラフィックイコライザーを使用したスピーカーのチューニング方法をご紹介しましたが、時代の流れ的にはこの部分もデジタル化しています。
デジタルシグナルプロセッサーというような機材を使用するのが現代においては一般的なかなと思います。
実は僕もほとんど場合はデジタルの方でやってしまいます(笑)
だった、その方が楽なんですよ・・・

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